『住まいるブログ』~知って得する住まいの基礎知識~

いつかは買いたいマイホーム。でも具体的に「いつ買うのか?」と考え始めると、なかなか答えが出ないという方も多いのではないでしょうか。

「欲しくなったら買えばいい」と言えるほどお金に余裕があれば問題ありませんが、一般的にはいつ買うかを決め、そこから逆算してライフプランやお金の都合をつけるものです。

そこで今回は、住宅を購入する定番パターンを合計4つご紹介します。いつ住宅購入のベストタイミングの参考になれば幸いです。

【目次】

■結婚したとき

結婚を機にマイホームを買う。これは昔から非常に多い定番のパターンです。事実、株式会社リクルートが公表している『住宅購入・建築検討者』調査 (2021年)によれば、住宅購入検討のきっかけとして一番多く挙げられたのが「結婚」でした。

このタイミングで住宅を購入する際のメリット・デメリットは以下の通りです。

メリットデメリット
・注文住宅なら、夫婦の要望を満たす住まいを建てることができる。
・早く住宅ローンを組めば、早く支払いが終わる。
・家族計画、キャリアプランなど人生のプランを具体的に立てておかないと、建て替えや売却などが必要になる可能性がある。

メリットをフル活用するとともにデメリットをできるだけ抑えるためには、計画性が必要不可欠です。子供のこと、仕事のこと、お金のこと、人生にまつわる重要な計画をしっかりと立ててから判断することをおすすめします。

■子供が生まれたとき

子供が生まれるタイミングでマイホームを買うのも非常に多いケースです。というのも、マイホームの購入は「理想的な子育て環境」を作るにはとても効果的な方法の一つだからです。

子供が生まれると住まいにはいろいろな問題が一気に増えます。例えば、

  • 夜泣きや走り回る足音による、ご近所との騒音トラブル
  • 家族の人数が増えることで、家の中が狭くなる
  • 学校や公園など、子供の成長に不可欠な施設との距離感
  • 周辺地域の治安の良し悪し
  • 子育てを手伝ってくれるお互いの実家との距離感 など

です。

しかしマイホームを買えばこうした問題を全て解決することができるわけです。家族のことを考えるのであれば、住宅購入のベストタイミングの一つと言えるでしょう。

ただし、ここでもやはりライフプランは非常に重要です。例えば子供の人数によって家の大きさや間取りは変わります。2〜3人目を作るのならそのための間取りが必要ですし、1人だけにするならコストを大幅に抑えることもできるかもしれません。

将来自分や家族が困らないためにも、パートナーと事前にしっかりと相談することをおすすめします。

■子供が大きくなった/2人目が生まれたとき

第一子が大きくなったから、もしくは2人目の子供が生まれたからマイホームを買うという人も少なくありません。

1人目だけなら賃貸で子供部屋を確保しても家賃は比較的安く抑えられますが、4人家族の標準的な間取りとされている3LDKになると、地方でない限りは安くても10万円以上することが多いでしょう。

それが10年20年と続けば、合計の家賃は1,000万円、2,000万円と膨らんでいきます。「それならマイホームを買った方が良い」と考える人が多いのも納得できるのではないでしょうか。

子供が2人以上になれば、騒音問題も家の中のスペース問題もそのぶん大きくなります。後者に関しては子供部屋の確保が難しいだけでなく、子供の歳が近い場合賃貸では人数分のベビーベッドを置くことができない、なんて事態も起こり得るでしょう。注文住宅ならこれらの問題を全て解決できます。

しかし住宅購入のタイミング次第では、子供の人生を変えてしまうリスクがあることも覚えておきたいところです。

子供にとっての転校は確かにプラスにも働きますが、大人でも大きな環境の変化にはストレスを感じるものです。学校と家族だけで社会が構成されている子供にとってはその何倍ものストレスがかかります。

ですから転校を伴うマイホームの購入は、お子さん自身にも相談しながら決めるなど慎重に決断することをおすすめします。

■頭金が貯まったとき

最も堅実な住宅購入のタイミングとも言えるのが、頭金が貯まったタイミングでの購入です。コストやリスクを最小限に抑えたいという人には特におすすめのタイミングです。

確かに「早く新居で快適な生活が送りたい」といった強い思いがあるのであれば、頭金なしで住宅ローンを組むのもいいかもしれません。近年は頭金がなくても住宅ローンを組めるようになりましたし、賃貸に住むよりローンを組んで買う方が月々の支払いが安くなりやすいという考え方もあります。

しかし一方で、価格の10〜20%の頭金を入れると以下のようなメリットがあるのです。

  • 住宅ローンの審査に通りやすくなる。
  • 返済期間が短くなるので、最終的な返済額を抑えられる。
  • オーバーローン(長く住むことで住宅の価値が下がり、売却してもローンが残ること)の可能性を低くすることができる。 など

このように考えると、頭金をしっかり用意して、無理のない返済計画とリアリティのあるライフプランを立ててから購入を決断するのも一つの賢い選択肢と言えるでしょう。

■まとめ

住宅購入のタイミングは人それぞれ。正解はありません。一方で大きな買い物ですから、よく考えずに購入に踏み切ると自分や家族の人生を大きく変えてしまう可能性も十分あります。

皆さんの人生において一番大切なものは何ですか?二番目、三番目はどうでしょうか?

  • 夫婦の生活
  • 子供の人生
  • 両親との共生
  • 経済的な安心、自由
  • 数字では測れない日々の充実 など

優先順位は様々でしょう。住宅購入のタイミングを間違えると、本来人生において優先したいことを諦めなければならないかもしれません。住宅購入を考えているのであれば、できるだけ早い段階から具体的な人生設計を固めておくようおすすめします。

住宅展示場では、資金計画を含む住宅にまつわる無料相談を実施しています。「何も具体的に決まっていないんだけど……」という方でも気軽に利用できるので、ぜひ一度行ってみてはいかがでしょうか。

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