『住まいるブログ』~知って得する住まいの基礎知識~

新型コロナウイルス感染症ついて、これまで感染しにくいと言われた若年層の感染者が増えていることもあり、家庭内感染が増えている、と報じられるようになりました。

家庭内での感染は家族関係に影響することもあるので、住まいにおける対策は重要です。新たに住まいを建てるなら、今後はウイルス感染を予防できる間取りの導入も考える必要がありそうです。 この記事ではそんなウイルス感染の予防効果が期待できる間取りについて、どう考えるべきかを解説していきます。

■これまでの住まいでは増える家庭内感染

新型コロナウイルスの感染経路は主に飛沫感染、接触感染、空気感染の3つだと言われています。それぞれの感染経路を断つため、マスクの着用や手洗い、三密の回避といった対策がとられており、一定の効果をあげてきました。

ただ、最近では若年層の感染が増えていることで、子供から父母、祖父母へといった家庭内感染が増える傾向が見られるようになりました。

従来の住まいはそういった家庭内感染のリスクをまったく想定していません。たとえば、家族が一緒に過ごす時間が長いリビングなどの空間は冷暖房の効率を高めるため、「密」になるよう作られることが多くなっています。

また、無駄な空間を減らすため、動線が重なる間取りになっているケースが少なくありません。

■「通常モード」と「発症モード」を想定して感染ルートを遮断する

家庭内での感染を抑えるためには家族に感染者がいない「通常モード」と家族の誰かが発症した際の「発症モード」の両方に備える必要があります。

「通常モード」では家族の誰かがウイルスを持っている可能性があると考え、家族間でそのウイルスが広がるのをなるべく抑えることを考えます。 一方、特定の家族が感染者だと診断された「発症モード」では、家庭内で感染した家族を隔離することで、感染の広がりを抑えます。

■心のケアも大切――密を避けてゆるくつながろう

コロナ禍の中で問題となっているのが、ストレスの増大によるうつの増加など、心のトラブルです。リモートワークが導入されたり、学校が休校になったりといった生活の大きな変化により、心のバランスを崩す人が増えている、と報じられています。

感染症対策を考えるときにはそういった心の問題も視野に入れる必要があります。ウイルスが広がらないよう講じる対策の多くは、この記事でも紹介したように人と人との接触をなるべく少なくするものです。

ですから、心のケアに対する意識を持っておかないと、家族の絆が弱まってしまうこともあります。感染症対策の間取りを考える際には、つながりを意識することも大切なのです。

たとえば、大きな吹き抜けで上下階をつなげば、別の階にいても家族の気配を感じられます。キッチンとダイニング、リビングを1つの大空間にすることで、密になることなく家族が集まれるようにするのもいいでしょう。 こういった間取りは近年の流行ですが、感染症対策という目線でも家族を幸せにしてくれるもの、と評価できます。

■まとめ

今、問題になっているのは新型コロナウイルスですが、温暖化などで地球の環境が変わり、人の往来が活発になっているため、今後はさらに、新たな感染症がひんぱんに発生する可能性がある、と警告する専門家もいます。

これから家を建てる人にとって、ウイルス感染対策は無視できないテーマの1つと言えそうです。大切な家族の健康と幸せを守るために、この記事で紹介したような考え方を少しでも意識しておいていただけたら幸いです。

<この記事の監修者>

橋本賴幸(ハシモトヨリタカ)氏

一級建築士、ファイナンシャルプランナー(AFP)、公社)大阪府建築士会、公社)日本建築家協会近畿支部、一社)大阪府建築士事務所協会など、京都美術工芸大学特任教授。

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