家づくりの中でも楽しい作業である、間取り決め。
でも、実現できるのかわからない…もっとよいプランがあるかも…と
いろいろ迷ってしまうところでもあります。
そこで今回は間取りについての考え方をご紹介します。

家づくりの要素は「人・金・時間・物」

間取りについて考える切り口を見つけるために、まず、家づくり計画の全貌をみてみましょう。家づくりは、多くのことについて考える必要がありますが、「人・金・時間・物」という要素を切り口に整理できます。

「人」とは、誰(どこの住宅メーカー)に家の設計をお願いするかということ。
相談窓口や管理者、現場監督、メンテナンス体制についても含みます。

「金」とは、家づくりにかかる予算や資金計画。
設計・工事費以外にも、法定手続き費や税金などがあります。

「時間」とは、間取りを決めるまでの準備期間や、契約から実施工程、そして引き渡しまでにかかる時間です。

「物」とは、住まいの計画。今回のテーマである、間取りを考えることはここに含まれます。

家づくりはこれら「人」「金」「時間」「物」のバランスで成り立っているといえるのです。

間取りは「機能」「性能」「意匠デザイン」から考える

そして、間取りを考えるには、[機能]、[性能]、[意匠デザイン]を検討することが必要です。

[機能]は、ライフスタイル、導線計画、ゾーニング、家庭環境の変化予測、地域とのつながりなど。

[性能]は、地盤の強さや耐震性、耐久性、材料、防犯性、バリアフリー、臭気制御、メンテナンス性、明るさ、静けさ、涼しさ、温かさなど。

[意匠デザイン]は、色と形の演出、音の演出、肌ざわりの演出、香りの演出などです。

専門家の力を上手に借りながら考えよう

[機能]、[性能]、[意匠デザイン]を検討するといっても、建築のことを勉強していなければ難しいことも多々あります。

そこで、「人」の要素で選んだ専門家(住宅メーカー)の力を借りながら考えていきます。
大事なことは、「ここは自分たちで考える」、「ここは専門家と一緒に考える」、「ここは専門家に任せる」というように、境界線を意識して取り組むことです。

その際、特に気をつけたいのは、専門家に任せる分野のことでも、専門家に専門技術情報の長所・短所をわかりやすく説明してもらった上で、意思決定は必ず自分たちで行うこと。
できれば最低限の基礎知識についても担当の営業マンを通して習得しておくと、その後のコミュニケーションもスムーズです。

そして、必ず「ここは自分たちで考える」とした方がいいのは、住まいやライフスタイルのコンセプトです。

間取りには様々な制約条件が絡んでくるので、全部の要求をかなえることは難しく、具体化するときに取捨選択をする必要性に迫られることがあります。
その時に決め手となるのが、自分たちで決めた、住まいやライフスタイルのコンセプトなのです。

住まいのコンセプトのチェックリストをつくろう

家族で住まいやライフスタイルのコンセプトに合意し、価値観を共有できれば、今後の家づくりの工程で迷ったときの羅針盤として、チェックリストを作っておくことをおすすめします。

チェックリストのつくり方としては、

  1. 家族の希望やこだわり、暮らしの配慮事項、敷地、法制御、資金等の制約条件を整理します。
  2. 1の考え方について、家族の合意(コンセンサス)を得ます。
  3. 住まいやライフスタイルのコンセプトの方針をつくります。(条件制約が出てきた時にどの方向に向かうか)
  4. チェックリストをつくります。(優先順位の整理)

住まいやライフスタイルのコンセプトの設定について参考にする情報源としては、やはり住宅博で実例を見たり住宅見学会に参加したりして、いろいろな住宅を見ることが近道でしょう。
住宅雑誌から情報を収集してもいいですし、ある程度収集した情報をもって住宅メーカーに相談するのもおすすめの方法です。
住宅博では、休日に無料建築相談の場が設けられることもあるので、気軽に相談してみてくださいね。

住宅博での情報収集方法は?

たくさんの情報が入手できる住宅博ですが、ただ見て回るだけでは欲しい情報を入手することは難しいかもしれません。
どんな情報が欲しいか明確になっていれば、そのことについて質問してみるといいですが、何を聞いていいかわからない場合には、いくつかのモデルハウスで同じ質問を投げかけて、回答情報を比較整理する方法もあります。

たとえば、暮らしに着目した質問だったり、設備の使いやすさだったり、建築費用の見積もりの算出方法だったり。

質問内容を修正しながら、次回来場した際に再度質問を投げかけてもいいでしょう。
情報収集は、頭で考えるのではなく、行動して把握するのがおすすめです。


満足のいく家が建つのは3回目から、といわれる家づくり。
予備知識もない初めての家づくりでは、
自分で判断するのに要する時間も長くかかると思います。
急がず慌てずじっくり時間をかけて、満足できる家をつくってくださいね。

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